新種干し草、業界利益1億豪ドル以上

 2004年から05年にかけて発売された新種のオートムギ干し草は、南オーストラリア(SA)州の農家に大人気を博し、干し草産業に約1億1,900万豪ドルの利益をもたらした。20日付オーストラリアン紙が伝えた。SA州研究開発所(SARDI)の産業開発・商業化部門のマコーマック代表は、新しく開発された3品種による純益が、05年だけでも約1億1,900万豪ドルになるとコメント。「その中でも国内利用が35%、実に75%が輸出用干し草として採用されている」と語り、「この採用率や、多くの品種が輸出向けの品質に到達して価格が高騰していることから、売上高はこれからも上昇する」と予測した。マコーマック氏はまた、調査や開発資金を費やすことで、さらに業界に利益をもたらすことが可能と語る。「品質の改良や、病気になりにくい品種の開発による収穫率の増加などの経済効果」が見込めると主張した。同氏は近々、新品種3種が発表される予定であることを明かした。オートムギ干し草の需要は非常に高く、干ばつに強い種を開発することが目下の課題であるという。一方で、豪飼料産業協会(AFIA)のシュルツ代表は、調査資金が不十分なため、オートムギ干し草の品種開発の先行きを懸念した。同代表は、「確実な資金源がない状態では、干ばつに強い品種の開発は不可能であると言ってもよい。このまま資金確保の困難が続けば、現在行われているオートムギ干し草の開発は停止せざるを得なくなる」と語り、開発資金不足が深刻な状況であると訴えた。

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