畜産大手AACo、中間赤字も今後期待

 畜産大手オーストラリアン・アグリカルチュラル・カンパニー(AACo)は12日、6月期中間決算で赤字となったことを明らかにした。ただし、年内は肉牛価格の上昇が続き、追い風を受けるとの見方を示している。シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。上半期には210万豪ドルの損失を計上。前年同期は590万豪ドルの黒字だった。税・利子引き前利益(EBIT)は前年同期比28%増の1,600万豪ドルだった。中間配当は1株7豪セントで、10月半ばに支払われる。赤字転落の理由には、燃料費や労働コスト、穀物飼料価格の上昇に加え、北部準州バークリー・テーブルランド地域での干ばつの影響で、畜牛の販売を例年より早く行ったことなどが挙げられた。ただし、牛肉価格は1キロ当たり3.15豪ドルから3.40豪ドルまで上昇しており、ここ数週間以内には同3.53豪ドルまで値上がりしている。これが貢献し、上半期の牛肉卸売り部門の売上高は150万豪ドルと好調で、前年同期の30万豪ドルの損失から大きく回復した。同社はまた、5月から暫定最高経営責任者(CEO)を務めていたトムズ氏を正式にCEOに任命したと公表。トムズ氏は暫定CEOに就く前には、同社の最高財務責任者(CFO)だった。同CEOは、「豪ドル高のほか、日本や韓国が米国産牛肉の輸入規制を緩和していることなどから影響は受けているものの、最近は豪ドルが弱まっており、輸出量は今後増えるだろう」と期待感をにじませた。

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