豪産牛肉の対露輸出、金融危機で減速

 今年に入って急増していた豪州産牛肉のロシア向け輸出が、ここに来て減速していることが明らかになった。12日付ウィークリー・タイムス紙が伝えた。豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)によると、今年初めから9カ月間の豪牛肉の対ロシア輸出量は6万5,861トンとなり、昨年1年間の5,063トンと比べて急拡大した。しかし、9月1カ月間の輸出量は4,456トンと過去最高を記録した5月の1万7,280トンを大きく下回ったという。輸出攻勢に急ブレーキがかかったのは、季節的な需要の縮小や在庫の増加のほかに、金融危機による影響が指摘されている。MLAのイベントに出席するため来豪している全ロシア食肉協会(RNMA)のユーシン代表は、豪産牛肉の対ロシア輸出が急増した理由について、「ブラジル産と比較して価格競争力が強まったからだ」とコメント。その上で、ロシアは牛肉需要の大半を輸入に頼っており、現在はシェアが8%にすぎない豪州がさらに輸出を拡大する余地は十分にあるとの見方を示した。

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