畜産大手AACo、農場売却で株価上昇

 畜産大手オーストラリアン・アグリカルチュラル・カンパニー(AACo)が22日、所有する農場5カ所を総額2億5,000万豪ドルで売却すると発表した。23日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙などが伝えた。売却する物件については具体的に公表されていないものの、クイーンズランド州にある農場5カ所とみられている。売却先は農業投資会社プライマリー・ホールディングスで、両社は今後合弁事業を立ち上げ、譲渡した農場の畜牛の管理を行う見通しだ。AACoは豪州最大の畜牛企業で、国内26カ所に保有する農場の資産価値は約8億豪ドル、飼育している約60万頭の肉牛は総額4億豪ドルに達する。保有する農場の総面積は700万ヘクタールと国土の1.2%を占めている。これに対し、同社が抱える負債総額は4億豪ドルとなっている。一方、株式の時価総額は5億ドル弱にとどまっている。同社のトムズ最高経営責任者(CEO)は、農地の不動産価格が高騰している中での株価低迷について、「大きなギャップがある」と述べ、資産売却による株価浮揚に期待をかけた。売却益は自社株の買い戻しや債務返済などに充てるとしている。市場は今回の発表を好感し、同社株価は22日、5週間ぶりの高値である2.07豪ドルまで回復した後、前日比14.5豪セント高の1.82豪ドルで引けた。12月9日以来、同社株価は60%上昇している。

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