豚肉産業、クリスマス需要期に高価格

 豚肉価格の高騰で追い風に乗る豚肉産業が、1年でハムの需要が最も高まるクリスマス商戦を迎えている。20日付ストック・ジャーナル紙が報じた。豚肉価格は今年に入って急騰した。現在、今年1月比で約2倍の高値を記録している。豚肉の業界団体オーストラリアン・ポーク(APL)によると、豪国内の年間ハム消費量は5万4,207トン。このうち実に半分がクリスマスの時期に消費されるという。ただ、APLは「豚肉生産者が大儲けしているわけではない。久しぶりに請求書の支払いができるようになっただけ。価格上昇は必要不可欠だ」としている。豚肉産業は、干ばつによる飼料価格の高騰で打撃を受け、飼育頭数は30万頭から26万頭に減少、過去2年間に全生産者の10%が廃業に追い込まれていた。また、輸入ハムとの競争も激化、ハムやベーコンなどの加工肉製品の年間消費量28万3,601トンのうち輸入品のシェアは約7割を占めている。APLによると、豚肉産業は補助金によって保護された輸入品との不当な競争にさらされ、自由貿易政策の犠牲になっているという。

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