七面鳥のヒナ生産、アジア輸出拡大期待

 七面鳥のヒナを飼育業者に卸しているビクトリア(VIC)州の生産者が、対アジア輸出の拡大に照準を合わせている。輸出契約を締結して出荷を始めたばかりだが、今後の事業拡大に自信を深めている。VIC州中部セント・アーノードで七面鳥のふ化場を経営するレインボー・バレー・ターキーズ。卵からふ化させた七面鳥のヒナを全国約20カ所の七面鳥生産者に販売している。代表取締役のプレストウッド氏は、アジアで七面鳥の需要が高まっていることに着目した。2008年に台湾とマレーシアの業者と契約を結び、これら2カ国への輸出を開始した。「全事業の中では小規模で、始まったばかりのオペレーションなので、年間の輸出量などはまだ詰めている段階だ」(プレストウッド氏)と言うが、輸出部門の拡大に事業の成長を託す。同氏は「ほかのアジア諸国からも照会が来ている。潜在的な成長の幅は大きい。アジア市場の需要は今後も伸びていくだろう」と話しており、2カ国以外への輸出も計画中だ。国内には現在のところ競合業者がいないと見られる。「(アジア輸出の)機会を得ているのはわれわれだけだと考えている」と同氏。最大のセールスポイントは、動物保護と食品安全性、環境に配慮したクリーンな生産体制だ。貿易促進庁(オーストレード)もレインボー・バレーの対アジア輸出を後押しする。オーストレードの主席エコノミストであるハーコート氏は、「国内と海外の動物保護の基準を満たし、七面鳥は自然で健全な環境を享受している」と述べており、環境負荷の低い豪州産ブランドの1つとして海外展開を支援していく意向だ。

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