畜産AAco、昨年度の赤字転落を予測

 畜産大手のオーストラリアン・アグリカルチュラル(AAco)は3日、昨年度(暦年)決算の最終損益が3,900万〜4,200万豪ドルの赤字になるとの見通しを示した。しかし1月には入り降雨に恵まれており、今年には黒字転換が見込めるという。3日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙が報じた。赤字の予測は、豪ドル安で牛価格の大幅上昇が期待されたものの、予想に届かずに国際市場が不安定だったためだ。下期の保有牛の評価額は300万豪ドルの増加にとどまった。通年の評価増は1,200万豪ドルだった。北部準州バークリー地域の干ばつで、繁殖用牛の40%に影響が出た。穀物飼料価格は1トン400豪ドル以上まで上昇。輸送、水汲み上げ費用がかかる時期に原油価格が1バレル145米ドルまで上昇するなど、悪条件が重なった。対米ドル相場での豪ドル高で、日本、米国、韓国市場での競争力が弱まり、金利も7.25%と高水準だった。これと対照的に、1月の降雨、穀物飼料と原油の値下がり、金利低下、豪ドル安による輸出競争力の強化など、今年は好条件が重なっている。これに世界的な食糧不足という要素が加わり、豪産牛肉は堅調な需要が予想されるという。また今年度は2,000万豪ドルのコスト削減を行う。昨年度の決算発表は2月10日に行う予定。

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