肥育しない有機和牛、シドニーで人気

 シドニーでこのほど開かれた食の祭典「テイスト・オブ・シドニー」で、オーガニック和牛を使ったハンバーガー5,500食が売り切れ、人気ぶりを印象付けた。先月31日付ランドが伝えた。ニューサウスウェールズ州ダナドゥ(Dunedoo)東部で畜産業を営むレノン氏が、国内で唯一オーガニック認定を受けた和牛を生産、シドニーの高級レストランや小売業者向けに出荷している。和牛は通常、その最大のセールスポイントである霜降りを増やすため、農場で育てた後に一定期間、フィードロット(肥育場)で栄養価の高い穀物肥料を与えて太らせる。しかし、オーガニック生産法では肥育を認めていないため、レノン氏の和牛は霜降りの指数が3〜4と通常の和牛の11〜12と比較して低い。ところが、こうした生産法が、倫理的な生産法を重んじるヘルシー志向の高い消費者に受けているという。基本的には、多年生の豪州原産の牧草やオーツ麦などの牧草飼育で、必要に応じて有機無農薬栽培の穀物を与えている。レノン氏は「伝統的な和牛の生産法ではない」ことを認めた上で、独特の味わいと食感、健康面の利点を持つ独自の商品として人気が出ていると述べた。

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