AACo株売却計画、株主が否決

 地方産業大手フューチャリスによる畜産大手オーストラリアン・アグリカルチュラル・カンパニー(AACo)の保有株19.9%の売却計画が27日、AACoの株主総会で否決された。4月28日付地元各紙が伝えた。フューチャリスは今年2月に、かねて売却を検討してきた43%のAACo保有株のうち19.9%に関して、弁護士のマイヤー氏率いるダンケルド・パストラル・グループに譲渡することで合意に至っていた。譲渡条件には、同グループが保有する北部準州の2つの農場を、総額1億500万豪ドルで取得することが含まれていた。しかし、27日に行われたAACoの株主総会では、株主の約72%がこの合意案に反対票を投じた。フューチャリスとマイヤー氏との合意条件発表後に14.9%のAACo株を取得したアラブ首長国連邦(UAE)のIFFCOグループは、当初より合意案に難色を示しており、今回の株主総会でも反対票を投じている。IFFCOは両者の合意案を「2つの農場の取得金額に関する十分な詳細が提示されていない」と批判。AACoへの出資を通じたシナジー効果の改善を目的に、今後はAACo経営陣と株主との協議に力を入れたいとしている。株主投票の結果を受けてフューチャリスのジャックマン最高経営責任者(CEO)は同日、マイヤー氏に対する株式譲渡計画がとん挫したことを認めると同時に、AACo保有株の売却計画を見直す意向を明らかにしている。

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