AACoめぐる争い、IFFCO有利に

 畜産大手オーストラリアン・アグリカルチュラル・カンパニー(AACo)の支配権をめぐる争いで、20%株式を保有するアラブ首長国連邦(UAE)のインターナショナル・フードスタッフス(IFFCO)の陣営が有利になった。同43%を保有していた地方産業大手エルダーズ(旧フューチャリス)陣営に属するブライト取締役が18日、辞任したためだ。19日付シドニー・モーニング・ヘラルドなどが報じた。定例株主総会も5月27日から6月12日へ延期された。委任状の印刷にミスがあったのが理由。ブライト氏はエルダーズ取締役を務めている。AACo株主総会で再選も目指さない。IFFCO陣営からは現職を含む5人が取締役に立候補する計画で、エルダーズ色の一掃を図る。エルダーズが筆頭株主だった昨年、会長に任命されたヘディング現会長とトイニー社外取締役は再選を目指す。トイニー氏はエルダーズ子会社の取締役。エルダーズはAACo持ち株をすべて売却しており、ヘディング会長は株主総会で、エルダーズの影響から既に脱却したことや、困難な経営環境にあって相応の業績を上げたことを強調する考えだ。一方、IFFCOは、「ヘディング、ブライト、トイニーの3氏はかつての支配株保有者(エルダーズ)の遺産を引きずっており、引き続き取締役にとどまっていたのでは、会社に新風を吹き込む妨げとなる」との立場を示しており、ヘディング会長、トイニー取締役の解任を目指す。

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