家畜の鉄道輸送、QLD州が廃止検討か

 クイーンズランド(QLD)州営鉄道による家畜輸送サービスが、2,500万豪ドルもの赤字を背景に、廃止される可能性が出てきた。これに対して、ブリスベーンの畜産業界や農業団体は、多数の雇用が失われるとして反発している。3日付クーリエメールが伝えた。QLD州のノーラン運輸相の広報担当者は2日、巨額の赤字が州財政に負担をかけているとの認識を示した。州政府はこれまで、採算の取れる家畜や穀物の輸送の見直しを含む鉄道輸送の再検討を進めてきた。この件で同運輸相は、食肉加工業界やQLD州拠点の農業団体アグフォースの代表者と会合を開いており、9月には具体的な方針を示す予定だ。これに対してアグフォースのピアース氏は、鉄道輸送を廃止すれば、ブリスベン周辺の食肉加工業界で900〜1,200人の雇用が失われると警告した。州西部産の肉牛は南オーストラリア州の加工工場で処理されるようになり、北部産はダーウィンから生体のまま海外に輸出されるケースが増えるという。また、QLD州環境保全評議会のバルテス氏は、肉牛と穀物の輸送手段が重い大型トラックに取って代われば、道路の補修や温室効果ガス排出などよりコストが高くなるとの見方を示している。

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