AACo、業績不振でCEOら解雇へ

 畜産大手オーストラリアン・アグリカルチュラル・カンパニー(AACo)は11日、2008年度上期(08年1〜6月)の業績を発表。3,000万豪ドルの損失を計上したことを明かし、経営立て直しの一環として、トムズ最高経営責任者(CEO)とコノリー最高財務責任者(CFO)の解雇も同時に開示している。12日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。AACoのロニー会長は、「より運営側にたった視点でAACoを新たな方向に導く人材が必要」と同CEOと同CFOの解職を説明。すでに新任探しを開始していると明かした。同社は2カ月前に役員会の変革を行い、新役員3人を選出したばかりだった。市場はこの新しい人事が今後、内部にさらなる変化をもたらすとみている。同会長は今後の方針に関して、「AACoの基盤を強化し、牛肉生産に重点を置く」と述べている。同社はまた、08年度上半期に3,000万豪ドルの損失を計上。前年同期の損失は220万豪ドルだった。多額の損失の理由として◇08年バークリー高原での深刻な干ばつの影響で家畜10万頭の移動や早期での市場への売り出しを余儀なくされたこと◇09年初旬の30年に1度の規模の洪水◇金融危機の打撃での家畜価格の暴落◇対米ドルの豪ドル高による輸出牛肉への影響――などを挙げている。同会長は、今後は利益創出に向けて尽力するとコメント。下半期は家畜価格が安定していることや、コスト削減の効果が現れていることから、黒字転向の見通しだという。

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