ラクダの家畜化計画、UAEと共同で

 アラブ首長国連邦(UAE)のラクダ計画に携わってきた獣医のティンソン氏が中心となり、ラクダの家畜化プロジェクトが推進される。同氏はラクダを将来的に有望な資源と見ている。14日付オーストラリアンが報じた。パースにあるマードック大の獣医や遺伝学者、農学者がUAEの競争用ラクダ科学センターの専門家と協力し、研究を進める。現在、1,000頭を飼育できるセンターを国内に建設中で、診断や胚移植、手術、運動生理学、食糧生産が可能になるという。ティンソン氏は、乾燥した環境に適応したラクダは病気抵抗が強く、脂肪分の少ない肉や乳がとれ、ビタミンやミネラルも豊富で病気を予防する成分が含まれると指摘。「地球温暖化の影響で豪州は高温少雨の環境になりつつあり、ラクダは理想的な家畜になり得る」と語った。新設するセンターには運動用プールや足踏み車、9キロの競走場が整備され、飼料としてアルファルファ(マメ科のウマゴヤシ)を輸入する。UAEとカタールでは、ラクダレースだけで年間10億米ドル(11億5,000万豪ドル)規模の市場となっている。センターへの出資者はUAEのハリーファ・ビン・ザイード・アール・ナヒヤーン大統領。繁殖や病気、栄養に関する知識を蓄積してラクダ科学として確立し、同センターを商業的なサービス機関として運営する可能性もあるという。

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