カンガルー肉消費増、環境重視が根底に

 カンガルー以外の肉は口にしない「カンガタリアン(kangatarian)」と呼ばれる人々が増えているもようだ。環境保護と博愛主義的な考え方が基本にあるという。サマンサ・バインさん(32)はシドニー大で生態学を専攻していた10年前、菜食主義者からカンガタリアンに転向した。当時の講師だったピーター・アンプト氏から、牛肉や豚肉などよりも環境に良いと勧められたという。野生動物のカンガルーは家畜のように余分な温室効果ガスを排出することがなく、食肉化する際にも人道的な処理をされているというのが理由だ。アンプト氏は、多くの市民が自然に生息し、完全にフリーレンジ(放し飼い)でオーガニックなカンガルーの肉に注目し始めていると指摘。処理の際にも「何が起きているか分からないうちに瞬時に死ぬ」ため、動物愛護の面で家畜よりも優れているとしている。9日付シドニー・モーニング・ヘラルドによると、ニューサウスウェールズ州では1993年に食用カンガルー肉の販売が合法化されたようだ。

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