エルダーズ、畜産と森林部門が苦境に

地方産業大手エルダーズ(旧フューチャリス)は今後、畜産と森林の両部門で苦戦を強いられるとの見方が出ている。23 日付ランドが伝えた。

クイーンズランド州でのまとまった降雨によるかんがい用水の増加などを市場は好感。エルダーズ株は上昇傾向をみせているものの、今後の状況は不透明との見方が強まっている。

畜産部門での不安要素は、畜産大手オーストラリアン・アグリカルチュラル・カンパニー(AACo)が「今後エルダーズから飼料を購入しない」と示唆したこと。証券オーストック・セキュリティーズは今回の取り引き変更について、エルダーズにとって深刻な打撃にならないとしたものの、家畜部門での利益が全体の2割を占める稼ぎ頭であることから、税・利子引き前利益(EBIT)が500万豪ドル減少するとの予測を示している。

森林部門では、森林大手ガンズの業績不振、グレート・サザンとティンバーコープの破たんなどにより、エルダーズの資産(5億豪ドル相当の土地や材木)査定が困難になっているという。投資家の間では干ばつの緩和などを考慮してエルダーズを評価する動きも出ているが、オーストック・セキュリティーズは「エルダーズよりも小麦輸出大手AWBが投資先として適切」と提言している。

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