口蹄疫対策、ワクチン投与法に議論集中

まん延の可能性は低いものの、豪州でも口蹄疫(FMD)への準備を怠ってはならない――。メルボルンで先週開催された国際シンポジウムで、FMDが主要議題の1つとなった。中でもワクチン投与の方法についての議論が注目を浴びたという。26 日付ランドが伝えた。同シンポジウムには世界29 カ国・地域から専門家や研究者、政府関係者など250人以上が参加した。FMD会議は、連邦政府の農林水産省とビクトリア(VIC)州の一次産業省、豪科学産業研究機関(CSIRO)などが主催。VIC州でFMDが大発生した場合を仮定した議論が行われた。主なテーマは、ワクチン予防と診断法、監視体制、流行時の対応。特にワクチンについては盛んな議論がなされたという。FMDのワクチンに限りがあると仮定した場合、◇どの家畜を優先するのか◇発生地の周辺の「緩衝地域」にも投与するのか――などが話し合われた。ワクチン投与の方法についても、従来の感染地域の家畜をすべて処理する戦略の有効性について疑問が提示された。現在は、ワクチン接種を受けた動物と感染動物を区別するDIVAシステムという方法の導入が始まっているという。連邦政府と豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)は今後5年間で、ワクチン接種を含めたFMD対処策に500 万豪ドルを投じる計画だ。

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