子羊の生存率、耐冷性遺伝子が鍵

約30年間にわたり改善が見られていないメリノ種子羊の平均生存率について、寒さに強い遺伝子を特定する研究に期待が寄せられている。4月30 日付ランドが伝えた。豪州では1991年以来、子羊の平均生存率が77%と停滞したままで、羊畜産業界が受ける経済的損失は毎年、6,000 万豪ドルに上るとみられる。こうした中、低温に耐性を持つ遺伝子に着目した南オーストラリア州の研究者らが、比較的寒さへの耐性が高いボーダーレスター種とメリノ種を比較し、耐冷性を持つ遺伝子を特定する研究を続けている。研究期間は3年間で、来年2月に終了する予定だ。畜産農家が耐冷性遺伝子を持つメスの特定は、子羊の生存率上昇につながることから、羊の遺伝子研究に新たな関心を喚起している。動物・獣医科学大博士課程で学ぶレノン氏によると、研究では耐冷性遺伝子の70%以上が遺伝した。この結果、耐冷性遺伝子を特定することで、子羊の生存率が10%上昇する確証が得られたと、レノン氏は説明している。

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