ロシアの輸入割当変更、豪産牛肉に恩恵

牛肉の輸入割り当てを見直したロシアからの豪産牛肉への需要が高まっている。世界的に牛肉生産量が低下していることもあり、価格も上昇傾向にあるという。12 日付ウィークリー・タイムズが伝えた。豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)のジョーンズ地方部長によると、ロシアの食肉輸入業者には年間に決められた輸入割り当てが与えられている。3月末以降に新たな割り当て制度が有効になったことから、豪州からロシアへの牛肉輸出が急増。4月だけで前年比141%増の4,107 トンに達し、ロシア向けの輸出量としては2008 年9月以降で最大となった。ロシアの輸入割り当ての見直しでは、関税率に従って欧州連合(EU)からの輸入を減らし、EUからの冷凍牛肉の輸入量は昨年の35 万5,600 トンから今年は6万トンに削減する計画だ。新しい割り当て制度の下では、米国が200 トンの追加を受けることができたほか、豪州やブラジル、ニュージーランド、アルゼンチン、ウルグアイなどを含む「その他」地域の国の割り当て量が大幅に増加。「その他」に分類された国だけで見ると、割り当て量は昨年の7万3,000 トンから今年は44 万8,300 トンに急増した。価格面でも牛肉市場に好影響が出ており、豪ドルが昇したにもかかわらず、1〜4月に牛肉価格は前年同期比で12%伸びている。ただし、ロシアは豚肉や鶏肉の輸入量を削減する予定で、恩恵を受けるのは牛肉業界だけとみられている。

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