羊毛から羊肉へのシフト、専門家が警鐘

羊肉価格の上昇を背景に、羊毛から羊肉に転じる農家がみられるが、専門家は、羊毛の放棄は危険と警鐘を鳴らしている。6日付ウィークリー・タイムズが報じた。豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)が最近開いたフォーラムで、羊飼育が盛んな西オーストラリア(WA)南西部ダーケンに拠点を置くJRLホール・アンド・カンパニーのコンサルタント、アンドリュー・リッチー氏と、西オーストラリア大学博士課程のアンドリュー・ケネディー氏は、繁殖が難しい時期も羊毛は一定の収入を生産者にもたらしたと、安定収入の確保を強調した。リッチー氏は、現在の羊肉価格の上昇について、国内飼育頭数の減少が要因で、高価格の維持は不可能と見る。一方で供給ひっ迫により羊毛価格はいずれ急騰すると予想。「羊毛か羊肉かということではなく、事業リスクの回避に向け、羊毛と羊肉を組み合わせたビジネスシステムとすることだ」と語った。ケネディー氏は、「長期的な需要計画を考慮すれば羊肉への傾斜は必要」と理解を示しながらも、羊毛が依然として優れた低リスク商品である点を指摘。羊毛をすべて放棄することは望ましくないとの意見を述べた

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