イオンの肉牛肥育場、設立40年の軌跡

イオングループが所有するタスマニア(TAS)州ポーランナ(Powranna)のタスマニア・フィードロット・カンパニー(TFC)は設立から約40年を経て、同州唯一の大規模な家畜肥育場としての地位を確立した。21 日付ウィークリー・タイムズが伝えた。TFCは肉牛を1万6,000頭まで肥育するライセンスを取得しており、現在はアンガス種の肉牛を約9,000頭肥育している。トンプソン社長によれば、ジャスコ(現イオングループ)の名誉会長である岡田卓也氏が約40 年前にTAS州を訪れた際、同地の肥育場としての潜在的価値に「ほれ込んだ」のが同社設立のきっかけだという。TFCは1974年、ジャスコと伊藤萬(当時)、地元の牧畜業者が共同で設立。当初はジャスコ牧場という名称だった。80 年代に地元業者が経営から抜け、社名変更したイトマンが90 年代に経営破たんした後は、イオングループの100%所有となっている。日本でその後、狂牛病(牛海綿状脳症)が発生したことで、TFCが穀物肥育する肉牛の需要が急増。2001年には肥育頭数を9,000 頭に増やし、05 年には過去最高の1万3,500 頭に達したという。トンプソン社長は、先ごろ日本を出張した際、イオンのテレビコマーシャルがTAS州の豊かな自然を映し出し、飼料に遺伝子組み換え(GM)作物や動物性たんぱく質が含まれていないことを強調していた点を指摘。日本の消費者にとっては食の安全性が非常に重要だと述べている。

関連記事

アーカイブ

ウェルスのトリビア

オーストラリアのオーガニック食品業界の今年の成長率は、年何%と見込まれているでしょうか?(答えは記事中に)

ページ上部へ戻る