NZ牛肉値上がり、国際要因の影響大

ニュージーランド(NZ)の牛肉価格が上昇している。アルゼンチンにおける干ばつによる飼育頭数の減少、ロシアの小麦禁輸が主因だ。しかし値上がり分は農家の収入には十分反映されていないようだ。9月27日付NZヘラルドが報じた。アルゼンチンは70年ぶりという干ばつに見舞われ食用牛の飼育頭数は過去2年間で15%減少。輸出を規制したため今年1〜7月の牛肉輸出量は前年同期のほぼ半分の11 万トンだった。今年8月にはロシアが、深刻な干ばつが原因の森林火災による農業被害を理由に、年内の小麦輸出を禁止した。食肉と羊毛業の振興団体、ビーフ・アンド・ラム・NZのピーターセン会長によると、トウモロコシをはじめとする穀物価格の上昇で、米国などの肥育業者は飼料高騰で悪戦苦闘しているという。これに対し、NZは基本的に牧草牛。NZの畜産農家の牛肉出荷価格は、1キロ3NZドルから最近は4NZドル強に上昇。これは店頭価格に反映されるが、ピーターセン氏によれば、出荷価格や海外市場価格ほどの値上がりにはなっていない。農業生産者団体フェデレーテッド・ファーマーズの食肉、羊毛部門のウィリス会長は牛肉値上がりについて「国際価格は高値だが、農家収入には十分反映されていない。サプライチェーンが農家へ十分報いていないためだ」と語った。

関連記事

アーカイブ

ウェルスのトリビア

ソラマメが過去最大の豊作を記録しました。しかし、ここ1カ月の価格は上昇しています。なぜでしょうか ?(答えは記事中に)

ページ上部へ戻る