MLA解散決議、羊毛団体会長が署名か
- 2010/10/1
- 畜産
羊毛の研究機関である豪羊毛イノベーション(AWI)のメリマン会長が、豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)の解散決議の賛成に署名したとの指摘が、豪家畜カウンシル(CCA)の幹部から上がった。9月29日付ウィークリー・タイムズが報じた。豪州牛肉協会(ABA)は先ごろ、MLAの解散要求を決議し、来年12月までに解散することを決定した。MLAが全国統一の牛肉審査制度の導入を約束したのにもかかわらず、これを果たさず、国内の牛肉消費量が1998年以降で20%減少していることなどが理由として挙げられている。AWIのメリマン会長は先に、11 月に開催されるMLAの年次総会まで、自身が決議投票に署名したかどうかは公表しないとコメントしていた。しかしCCAのブラウン代表は、メリマン会長が署名したことを確認したとし、「なぜAWIの会長がMLAの解散を支持したのか理解に苦しむ」と指摘。MLAに署名者の一覧を公表するよう求めている。これに対しMLAの広報担当者は、法的な秘密情報ではないものの、誰が署名したかの公表は行わないと説明。署名一覧を公表すべきかどうかはABA次第と述べている。解散決議には100人以上の署名が必要だが、212人の署名が集まったとされる
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