NTに大型食肉処理場、東南ア輸出減で

北部準州(NT)からインドネシアへの生きた牛の輸出が急減していることから、NT畜産最大手のオーストラリアン・アグリカルチュラル・カンパニー(AACo)が、大規模食肉処理場の建設を計画している。23日付オーストラリアンが報じた。インドネシアは、フィリピンやタイに倣い国内畜産業の育成に乗り出し、昨年、体重350キロ以上の牛の輸入を禁止する措置を発動した。この結果、ダーウィンから東南アジアへ輸出される牛の頭数は、昨年の50 万頭超から今年は35 万頭未満に落ち込む見通しだ。とりわけインドネシア向けが、ダーウィンから積み出される牛の80%強を占める。AACoのファーリー最高経営責任者(CEO)は、干ばつは終息するとの予想から飼育頭数を増やした。予想は的中したが、インドネシアへの輸出減により、代替の販路を探す必要に迫られている。NTには小規模の食肉処理場が数軒しかなく、処理能力は合わせて週50 頭に満たない。そのため同社は現在、トラックで東部州の食肉処理場に輸送している。大規模処理場の建設が実現すれば、NTで加工処理された牛肉をダーウィンのスーパーマーケットで販売することができるようになる。ただAACoの牛を処理するだけでは経営が難しいため、ファーリーCEOはほかの牧畜業者の支持取り付けに動いているようだ。AACoは北部準州で30 万頭を飼育。このうち代替販路が必要なのは雌牛など4万頭とされる。食肉処理場の建設費用は推定3,500 万豪ドル。別に関連費用として1 , 2 5 0 万豪ドルが必要と試算される。ファーリーCEOは、2012年4月の稼働を希望している。

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