ロシア向け牛肉輸出増加、対日米は減少
- 2010/11/19
- 畜産
干ばつの打撃を受けたロシア向けの牛肉輸出が再び増加している。一方で、豪ドル高に伴い、米国など先進国向けの輸出は低下傾向にある。15 日付ウィークリー・タイムズが伝えた。豪ドルは先週、対米ドルで101.52 米セントをつけ、輸出業者にとって圧力となっている。豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)の国際市場・経済部のゼネラルマネジャーのバーナード氏によれば、ロシアと中東、中国市場に明るい兆しがある反面、先進国向けの輸出は低迷しているという。同氏は、長期的な顧客である日本と米国が依然として厳しい経済環境にあり、消費者マインドも減退していると指摘。韓国でも市場競争が増しているが、新興市場は成長していると説明した。今年の米国向けの牛肉輸出は25%減、日本向けは3%減となっている。ロシア向け輸出は年初来、3万8,000トンを超えているが、これは南米からの出荷が減少していることも影響しているという。2009 年の中東向け輸出は07 年の4,374 トンから1万5,753トンに増加。今年はこれまでに1万9,000トンを輸出している。
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