ハエ繁殖で羊の出荷難、過去10年で最悪

過去10年で最悪のハエの繁殖に牧羊家が悩まされており、出荷を見合わせる動きが広がっている。最近の降雨が原因で、水気を帯びた牧草が羊の毛にしみ込み、皮膚に引っかき傷ができ、ハエの産卵に最適な条件が整っているためだ。3日付ランドが報じた。農家によると、薬品を羊に散布しているが、雨で成分が流れ効果が薄まるため、数週間ごとに散布せざるを得なくなっているという。このため薬剤は大変な売れ行きだ。農学者マインハム氏は、ハエは通常、羊のでん部に卵を産み付けるが、今年は湿った牧草が羊の腹部の両側をこする格好になり、胴体での産卵が増えているのが特徴と説明した。同氏が知りえる限りで、羊200頭の群れのうちハエの影響で80頭が出荷取りやめになったケースがあるようだ。一方、農家のハイルズ氏は「ミュールズ手術(寄生虫の繁殖を防ぐためのでん部切除手術)を採用していた時は1回の薬剤散布で済んだが、ミュールズ手術をやめた今は3回散布しても200〜300頭に影響が出る」と述べた。国際的な批判の高まりを受け、同氏はミュールズ手術をやめざるを得なかったという。

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