牧草トレーラーにけん引規制、VIC州
- 2011/1/21
- 畜産
ビクトリア(VIC)州で昨年、牧草トレーラーの登録が不要になったが、同時に路上けん引規制が敷かれており、規制を知らない農家が法律に違反する可能性がありそうだ。24 日付ウィークリー・タイムズが報じた。牧草業界の数年にわたる働き掛けを受け、幹線道路の開発・運営・保守に当たる政府機関ビクロードは、牧草トレーラーに対する登録義務付けを撤廃した。同時にビクロードは、ブレーキのある横幅2.5メートル以上のトレーラーは、農場などトレーラーの拠点からのけん引許容距離を25 キロに制限した。ブレーキのないトレーラーは同5キロに制限。またトラクターでのみけん引を認める新たな規制を敷いた。飼料業界の幹部は、「ほとんどの関係者はトレーラー登録が不要になったことを知っているが、けん引距離規制は知らない」と語った。マレー選挙区選出のシャーマン・ストーン連邦議会議員は、「VIC州の新政権は、ブランビー前政権の農業経済軽視を見直す必要がある」と語った。同議員によれば、牧草生産・輸送請負業者が農場から別の農場に移動する際、25 キロ以上に及ぶことはよくあり、またディーラーからトレーラーを購入しても、距離規制のため農場に持ち帰れない事態も発生するという。ウォルシュ州農相も、牧草トレーラー規制は指図が細かすぎるとの見解を示した。
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