VIC州ポートランド港、生体羊の出荷量が増加
- 2011/11/10
- 畜産
2億豪ドル(約162億円)規模の生体羊輸出市場で、ビクトリア(VIC)州ポートランド港からの出荷量が増加している。背景には、干ばつの影響で西オーストラリア(WA)州からの出荷が減少していることがある、3日付ウィークリー・タイムズが伝えた。
今年1~7月にポートランド港から出荷された生体羊の数は約44万頭に上った。これは豪州全体の30%を占め、前年同期の16%を大幅に上回った。特に1月には10万4,000頭を記録。ただし8月には同港からの出荷はなかった。
全国的には、1~8月の生体羊の輸出頭数は前年同期比24%減の153万110頭にとどまっている。
豪羊肉協議会(SCA)のジョセフ代表によれば、ポートランド港からの出荷量の増加は、WA州で十分な量の羊を用意できないのが理由。VIC州だけでなく、ニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州、南オーストラリア州の牧羊業者も同港から輸出しているという。昨年はWA州からの出荷が全体の81%を占めていた。
今年の生体羊の最大の輸出先はクウェートで、これまでに約60万頭を記録。これにカタールの25万3,000頭、トルコの24万6,000頭、バーレーンの20万8,000頭、ヨルダンの10万7,000頭が続いている。
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