AACo、牛肉トリミングの先物市場開設へ

肉牛生産最大手のオーストラリアン・アグリカルチャラル・カンパニー(AACo)は、牛肉のトリミングの先物市場開設を目指している。8日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

牛肉のトリミングとは、枝肉とサイド(半丸枝肉)、枝肉の一部からプライマル(主要部分)をカットした後に残った部分を指す。内臓肉や腱、靭帯は含まない。食肉処理された牛の約22%はトリミングやひき肉になり、これ以外はプライムカットとなる。

かつて存在したトリミングの先物市場は1990年代に人気を失い、閉鎖されていたが、AACoはクイーンズランド州の農業団体アグフォースと共同で復活に向けてロビー活動を行っている。

トリミングの価格は、米国の干ばつを受けて過去6カ月で約15%上昇する一方で、過剰供給の懸念を生んでいる。世界的な経済低迷に伴い、ハンバーガーのパテやミートローフなど安価な食材の需要が高まっているが、トリミング相場は乱高下しているという。

AACoのファーリー社長は、トリミングの価格変動が激しいことから、世界各国の生産者には価格リスクの管理が求められていると指摘。先物取引によって世界的に価格を固定させることで、市場の変動に伴う影響を回避できるとしている。

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