肥育場の飼養頭数、前期比5.6%増

豪ロットフィーダーズ協会(ALFA)と豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)が共同で実施しているフィードロット(肥育場)の飼育頭数に関する調査結果(今年3月四半期)によると、3月末時点の同頭数は全国で77万8,894頭と前期(昨年12月末時点)に比べ5.6%増となり、2期連続の減少から増加に転じている。前年同期比では9.5%の伸び。
州別では、ニューサウスウェールズ(NSW)州が前期比15.0%増、南オーストラリア(SA)州が同14.3%増、ビクトリア(VIC)州が5.9%増と高い伸びを示した。
夏季に東部から南部にかけて大量の雨が降ったため冬穀物が豊作となり、国内の穀物飼料の価格が下落。飼養頭数の増加につながったとみられる。
しかし、NSW州南西部リベリナやクイーンズランド(QLD)州南東部ダーリングダウンズでは飼料穀物の価格が前期比で約15%上昇するなど、国際商品価格高騰の影響も出ている。
また、東海岸では多雨で牧草の生育が良いことから、牧草で飼育した「素牛」は高値で推移しており、雄の若牛の価格は前年同期比で平均20%上昇した。
ALFAは「素牛価格の上昇や不安定な飼料穀物価格、豪ドル高といったマイナス要因が穀物飼育牛の価格上昇を上回り、肥育事業者の利幅を狭めた」と指摘している。
3月四半期の穀物飼育牛の輸出量は5万777トンと前期比で10%、前年同期比で1%減少した。第3の市場である韓国向けが前年同期比37%増と急激に伸びたものの、最大市場の日本向けは震災の影響で需要が縮小したため同3%減少した。

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