コールズ、豚肉も成長ホルモン禁止へ

小売り大手コールズは牛肉に続いて、取引する豚肉にも成長促進ホルモン剤(HGP)の使用を禁止する方針を固めたようだ。13日付ランドが伝えた。
コールズに国産豚肉と輸入豚肉の製品を納入している南オーストラリア(SA)州の食肉処理業者プリモ・スモールグッズは最近、同州やビクトリア州の畜産農家に対し、育成に際し成長促進剤を使用していないとの宣言書への署名を求めた。成長促進のための合成ホルモン、ステロイドホルモン、成長促進効果がある抗生物質などが対象とされる。
ただ、一部の農家や飼育の専門家は、プリモの要請に対し「宣言書の内容は専門性を欠いており、プリモ経営首脳は豪州における豚の飼育についてほとんど知識がない」と不満を持っているようだ。
動物栄養学者のバン・バーネベルド氏は、「視野の狭いマーケティング戦略で、安全な養豚慣行を損なう可能性がある」と主張。「牛肉からのホルモン排除同様、コールズ以外のスーパーマーケットで売られている豚肉は安全でないと思わせる恐怖戦術」と指摘した。
同氏の説明では、ペプチド・タンパク質系ホルモンの合成品は成長を最大15%促進する目的で使用される。利用している養豚業者は全体の20%以下で、人体に入っても消化の過程で破壊されるため危険はないという。
ニューサウスウェールズ州農業者協会(NSWFA)養豚委員会のゲット委員長は、プリモが海外から輸入する豚肉製品も同様の要件を満たしているか疑問とした上で、コールズの方針をホルモンをやり玉に上げた人目を引くための行為とし、「養豚業界に対するゆがんだ見方をもたらす可能性がある」と不満を示した。

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