コールズの牛肉方針、供給業者は支持

成長促進ホルモン剤(HGP)を使用した牛肉の販売廃止を段階的に進めている小売り大手コールズに対し、生産効率に悪影響を及ぼすといった批判の声が聞かれているものの、コールズに牛肉を卸している生産者の多くは、同社の方針に満足しているもようだ。15日付ランドが伝えた。
豪牧畜業者協会(ALFA)の元会長で、ビクトリア州ダンケルドで畜産業を営むマコノッチー氏や、数十年にわたりコールズに牛肉を供給しているクイーンズランド州のオーストラリアン・カントリー・チョイス(ACC)のリー氏は、「コールズの決定は消費者の声を反映したもので、サプライヤーとしてその決定に満足している」と述べた。
マコノッチー氏は自社の牛肉ブランドである「ホプキンズ・リバー」を展開しているが、すでに任意でHGPの使用を取りやめている。同氏は、「マーケティング調査の結果、消費者がHGPを使用した牛肉購入を拒んでいることは明白だった」とコメント。コールズが、HGP廃止に伴う損失を補償していることに触れ、「コールズとの取引はわれわれにとってすばらしい」と評価している。
ACCのリー氏も、「コールズの決定が牛肉生産者にとって要求が大きすぎるとの批判があるが、それは業界が消費者の意向に配慮できていない証拠」と指摘。HGPを使用しないことで生産量が低下していることは否めないが、消費者がそれを求めている以上、コールズの決定を支持すると述べた。同氏はまた、牛肉業界の最大の問題は、生産者が牛肉を「農産品」として捉え、市場で売買される「商品」であるという認識を持っていない点だと話している。

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