ブラジル産牛肉高騰、豪生産者にも恩恵

世界的に安価なことで知られていたブラジル産の牛肉の価格上昇が、豪州の生産業者に追い風となりそうだ。農業金融機関ラボバンクがこのほど発表した報告書の中で指摘している。21日付ランドが伝えた。
報告書をまとめたラボバンクのシニアアナリストのボス氏は、ブラジルの肉牛価格が上昇傾向にあると説明。今後は変動が予想されるが高水準を維持すると予想し、「ブラジルはもはや、低価格の牛肉の供給国ではない」と述べている。
同氏によれば、ブラジルは近年、国内外の需要増に生産が追いつかず、輸出価格が急騰して国際的な競争力を失いつつあるという。これを受け、豪州産の牛肉にとっては、ロシアや中東、東南アジアなど、従来ブラジルの主要市場だった地域への参入の道が開けている形だ。
ラボバンクの報告書では、ブラジルの肉牛価格が2011年中は過去最高水準を維持すると予想。12年には値下がりするものの、国内外の需要の大きさと世界的な需給ひっ迫を受け、下落幅は限定的で、豪州産牛肉への影響も大きくないとされている。
ボス氏は、開発途上国の需要増と先進国の経済回復、主要国の生産量の制限を背景に、今後もブラジル産と豪州産が世界の牛肉市場をけん引すると予想している。

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