NZ子羊生産者、高値継続を不安視も

子羊価格が過去最高水準に達する中、ニュージーランド(NZ)の牧羊業者の一部は持続的な収益維持に不安を感じているもようだ。11日付NZヘラルド(電子版)が伝えた。
NZ北東の東海岸ネーピアで約8,500頭を飼育するブルース・ウィルス氏は、牧羊業がこれまで長い低迷期間を経験してきたと説明。このため、バランスシートの改善とともに、設備の改修費や維持費に資金を投じる必要があるとした。
業界団体フェデレーテッド・ファーマーズ・ミート&ファイバー(FFMF)の会長を務める同氏によれば、NZの牧羊業者の大半は、5〜7年前と比べて負債が倍増しているという。
農業金融機関ラボバンクは最新の報告書の中で、3月の子羊の卸売価格が前年同月比で31%高となり、過去最高水準に達したとしている。
子羊の価格が急騰している理由の1つは、これまでの市場低迷を受けてNZ国内の生産能力が低下し、需給がひっ迫していることがある。このため農家の中には、子羊の高値がいつまで続くか懸念する向きもあるという。
ラボバンクのシニアアナリストのモイニハン氏は、子羊の供給不足が高値の一因であることを認めた上で、子羊の内臓など、これまで価値が低かった商品の需要も高まっていると説明。当面は高値水準が続くとの見方を示している。
業界団体のビーフ&ラムNZ(BLNZ)は2月、昨年10月〜今年9月の子羊の輸出額が前年同期比1%増の26億NZドルに達すると予想。輸出頭数は同7.7%減の1,930万頭に落ち込むとみている。

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