輸出中に死んだ牛、割合が1年で20%上昇

アジアや中東地域向けに輸送される生体牛が死ぬ確率が過去1年間で20%上昇したことが、農業省の統計数字で明らかになった。割合としては過去4年間で最高、死んだ頭数も過去9年で最大に達している。3月29日付シドニー・モーニング・ヘラルドが伝えた。

豪州からの生体牛輸出高は、2010年に6億7,900万豪ドルに上った。生体牛の輸出頭数が減少している一方で、死ぬ確率が上昇している背景には、インドネシア向けの輸出が減り、トルコやエジプトへの出荷が拡大していることがあるという。インドネシアでは、政府が生体牛の受け入れ数を制限したために需要が低下。このため輸出業者は、中東地域などの新しい市場開拓を進めている。

しかし、中東向けの30日間の長距離輸送の間、ストレス性の肺炎や心臓発作のほか、船の揺れによってけがを負った牛が血液中毒を起こして死に至るケースは多いという。牛の死がいは、領海から12マイル離れている場合、船上で細かく解体されて船外に捨てられるのが一般的だ。 家畜の生体輸出では、通常は羊のほうが死ぬ割合が牛よりも高いが、干ばつの影響で羊の生体輸出量が過去1年間で減少したため、輸送中に死んだ羊の数も減少している。

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