カンガルー肉産業、ロシア市場に秋波

カンガルー肉の輸出業者は海外市場への輸出の滞りで、業績の低迷が続いている。業界からはロシア市場への再輸出に向けて、政府とロシア政府のさらなる協力が必要だという声が上がっている。20日付ウィークリー・タイムズが伝えた。
カンガルー肉の加工を手掛けるゲーム・ミート・プロセッシングのレックス・デバンティエール部長は、同社加工施設の稼働率が60%に落ち込む可能性があるとしている。背景には豪ドル高とロシア市場の閉鎖、そして中国市場への輸出にこぎ着けないことがあるようだ。同社はすでにいくつか加工工場を閉鎖した。
業界が縮小している一因のロシア市場への輸出は、2年前にロシア政府が食品安全上で問題があるとして、禁止されたままだ。豪カンガルー産業協会のジョン・ケリー会長は、昨年のカンガルー肉加工は150万頭にとどまり、ロシア市場へ出荷していた時期の半分だとした。
同会長は今年3月にもラドウィッグ農相にロシア政府との協議を促したとしている。政府はすでにロシア政府と協議を進めており、豪州産の肉は食品安全基準を満たしているとして、輸出再開にこぎ着けたい姿勢をみせている。

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