酪農家の58%に打撃、牛禁輸の影響調査

豪農業資源経済・科学局(ABARES)が6月24日〜7月1日にかけて行った内部調査でこのほど、インドネシア向けの牛輸出禁止は、牛27万4,000頭と同国向け牛生育農家の58%の経営と、326人分の雇用に影響を及ぼしたことが明らかになった。28日付オーストラリアンが伝えた。
ABARESの調査によると、年間3億2,000万豪ドル(約251億円)の売り上げを誇る牛輸出業界は今年、59万6,000頭の牛をインドネシアへ輸出する計画だったが、6月末時点で牛36万5,000頭が売却できなかった。そのうち27万4,000頭はすでに出荷の準備ができていたという。その割合は北部準州で57%、西オーストラリア州で31%、クイーンズランド州で11%だった。
■資金調達難続く
またオーストラリアンが牛輸出解禁前に行った調査では、同3州で計326人分の雇用が失われた。労働力削減の大部分は北部準州が占め、牛追い契約者との契約打ち切りなどが行わた。
さらに58%の農家は、資金調達に悩んでいるという。75%の農家が他の市場を探す必要があるとしており、家畜数の削減と資金を確保するために低価格市場への販売を強いられる可能性があるとしている。また5%の農家は、今後数カ月インドネシアへの牛輸出が禁止されれば、牛生産を続けていくのは難しいとの見方を示していた。7月28日現在、豪州でインドネシアへの牛輸出許可が下りた企業はまだない。

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