マクドナルドの中国事業拡大、豪牛肉業界に恩恵
- 2011/8/11
- 畜産
ファストフード大手マクドナルドのアジア部門がこのほど、中国で向こう3〜4年間に1日1店舗を開設する計画を明らかにした。同社の事業拡大計画により、豪州の牛肉市場は恩恵を受ける見通しだ。10日付ウィークリー・タイムズが報じた。
マクドナルドは1990年に中国で事業展開を開始。この後、1週間に1店のペースで店舗拡大を進めてきた。ただし、フランチャイズによるものは6店にとどまっているため、今後はフランチャイズによる店舗開設を増やす予定だ。同社アジア部門のロッドウェル社長は、「現在は2日に1店のペースで開店しており、これを1日1店舗に加速したい」と話した。
この計画が実現すれば、アジア部門の店舗数は2013年までに現在の1,356店から2,000店に増える見通し。17年には、中国国内の店舗数が世界全体の2割に達するとみられている。
豪州の牛肉業界はすでに、アジア市場を中心に世界中のマクドナルドに牛肉を供給している。豪州のマクドナルドに年間2万6,000トン、米国や中東、アジア地域向けにさらに同4万6,000トンを供給。これらを合計すると、豪州で1年間に生産される牛肉200万トンのうち、約3.6%がマクドナルドに提供されていることになるという。
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