NZメリノ種、高級食肉としてブランド化

ニュージーランド(NZ)の羊産業で、メリノ種を羊毛としてだけでなく高級食肉としてブランド化する計画が進められている。羊毛のマーケティング会社NZメリノ・カンパニー(NZMC)と食肉解体業者の協同組合シルバー・ファーン・ファームズは、合弁会社「アルパイン・オリジン・メリノ」を通じてメリノ種の食肉ブランドを立ち上げた。20日付NZヘラルドが報じた。
NZMCとシルバー・ファーンは、高級食肉ブランド「シレーリ(Silere)・アルパイン・メリノ」を開始した。通常の羊肉に比べて約10〜15%高い値段で販売し、まずは高級レストランなどで利用される見通しだ。
シルバー・ファーンのクーパー最高経営責任者(CEO)はメリノ種について、ほかの羊に比べて成長に時間を要するほか、背の高い牧草を食べると説明。「これらの要素がほかの羊肉とは異なる繊維組織を作り上げるため、メリノ種の肉はピンク色で通常のラム肉と味も違う」と述べた。また、通常の羊肉(マトン)が4〜5歳、子羊が1歳未満で食肉解体される一方で、メリノ種は約1歳半で処理されると話した。
NZでは現在、約300万頭のメリノ羊が飼育され、年間約80万頭が解体施設に送り込まれている。合弁会社アルパイン・オリジン・メリノは向こう3〜5年間にこのうち50万頭の取り扱いを目標とし、5年以内に羊毛と食肉事業を合わせて年間1億5,000万〜2億3,000万NZドル(約94億〜144億円)の資産価値を目指すとしている。

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