VIC州ポートランド港、3カ月ぶり生体羊を出荷
- 2012/2/23
- 畜産
ビクトリア(VIC)州のポートランド港から今月、昨年11月以降で初めてとなる生体羊の出荷が行われた。昨年の輸出額は3億2,800万豪ドル(約280億5,000万円)に上る。マトン(成羊肉)市場は過去数カ月、2年間で最低の水準に落ち込んでいた。ウィークリー・タイムズが伝えた。
輸出業者のEMSルーラル・エキスポーツはこのほど、5万頭の去勢雄羊を出荷すると発表。出荷量は、南オーストラリア州アデレードからのものと合わせ、10万頭に上る。
EMSの東部州を担当するマッデン部長によれば、去勢雄羊の価格は1頭当たり95~108豪ドル。出荷する羊の平均体重は52~53キログラムという。
昨年に豪州から出荷された生体羊のうち、VIC州からの出荷は全体の19.6%に上り、前年の14.7%から上昇。西オーストラリア州からの出荷率は前年の81%から69.3%に低下した。
輸出先では、クウェートが最大で95万6,000頭。2位がカタールで39万6,000頭、3位がトルコで35万2,000頭、4位がバーレーンで34万4,000頭だった。
11年の生体羊の輸出総額は3億2,800万豪ドル。輸出頭数は245万8,000頭で、統計を取り始めてから最低となっている。
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