NZ豚肉輸入の規制緩和、見直し要請を高等法院が却下

ニュージーランド(NZ)の高等法院はこのほど、豚肉輸入の新規制の見直しを求めていた生産者団体NZポークの訴えを却下した。7日付ナショナル・レビューが伝えた。

NZポークは昨年8月、一次産業省(MPI)が導入を目指す豚肉輸入の新衛生基準の再検討を要求。輸入規制の緩和により、豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)がNZ国内で発生する恐れがあると主張していた。NZはPRRSの発症例が報告されていない数少ない国の一つ。

MPIが提案する新規制によれば、飲食店は豚肉の輸入量が3キログラム未満の場合、輸入が許可される。政府のモデリングによれば、リンパ節を取り除き、調理して食べられる状態に切り分けられた3キロ未満の豚肉は、PRRSの発生リスクを効果的に取り除くことができるという。

だが業界は、規制緩和によってPRRSに汚染された豚肉がNZ市場に流入する可能性があると主張。NZポークのカーター会長は、10億NZドル(約632億円)規模に上る豚肉産業の懸念を晴らすための取り組みが非常に重要だと述べ、高等法院の判断内容を注意深く検討するとしている。

米国ではPRRSのまん延により、豚肉産業に年間10億米ドル(約820億円)の被害が出ているという。現在は、週当たり約80万キロの豚肉がNZに輸入されている。

関連記事

アーカイブ

ウェルスのトリビア

食品業界で流行の概念「クリーンラベル」とはどういった概念でしょうか ?(答えは記事中に)

ページ上部へ戻る