ロシアとの協議難航、カンガルー肉輸出巡り

豪州はこのほど、カンガルー肉輸出再開に向けたロシアとの協議に失敗した。ロシアは2009年から輸入を禁止しており、豪州のカンガルー産業は苦境に陥っているもようだ。4日付オーストラリアンが伝えた。

5月の最終週にロシアを訪問したエマーソン貿易相は、問題が複雑としながらも、これらかも輸出再開に向けた協議を精力的に行っていくと主張している。ロシアは食品安全上の理由により輸入を禁止している。

カンガルー産業協会のケリー会長は、ロシアが輸入禁止を行っているために、加工工場11カ所が閉鎖し、2,000人の雇用が失われたとしている。ロシア向けは輸出の7割を占めていた。またカンガルーの過剰繁殖による農産物被害や交通事故、地方での雇用喪失などにより、週200万豪ドル(約1億5,000万円)のコストがかかっていると試算している。

南オーストラリア州で狩猟を行うゲブハルド氏は、降雨によりカンガルーの頭数が激増していると指摘。ただカンガルー肉の需要が減少し、価格も下落しており、加工業者は販売することが困難なため、狩猟者に供給縮小を求めているという。

関連記事

アーカイブ

ウェルスのトリビア

オーストラリアのオーガニック食品業界の今年の成長率は、年何%と見込まれているでしょうか?(答えは記事中に)

ページ上部へ戻る