NZの羊の頭数、過去1年間で2.6%増加
- 2012/8/9
- 畜産
ニュージーランド(NZ)の農業団体ビーフ・アンド・ラム・ニュージーランド(BLNZ)はこのほど、2011年7月から12年6月の1年間で、羊と肉牛の頭数が2.6%と1%、それぞれ増加したことを明らかにした。昨年6月の頭数は羊が4.4%、肉牛が2.6%、それぞれ1年前よりも減少しており、これを一部相殺した形だ。NZヘラルドが伝えた。
BLNZによれば、11/12年の羊の頭数増加は、7~9月期に食肉処理が持ち越されたことが主因という。
今年6月時点の繁殖用雌羊の頭数は2,061万頭で、前年比0.6%増。11年6月には、同6%減の2,049万頭に落ち込んでいた。1年前のマトン(成羊肉)の高値を受け、雌羊の処理頭数は2年連続で高水準を記録した。
一方で、肉牛の頭数は388万頭に達し、昨年6月の2.6%減を一部相殺した。北島では3.6%増で、成牛、子牛とも増加。南島では、良好な気候に伴い、食肉処理が前倒しで行われたことから、5.7%減となっている。乳牛の放牧など、代替の土地利用も影響した。
BLNZは、NZの乳牛頭数が昨年は3.2%増加したとみている。
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