豪牛肉輸出業者が好況予想、米国の干ばつで

米国の大規模な干ばつの発生を背景に、豪州の牛肉輸出業者は今後の好況を予想している。ただし、国内の景況感を押し下げているマイナス要因が膨らむ懸念があるという。26日付ランドが伝えた。

農業金融機関ラボバンクのシバー氏は、米国向けの牛肉輸出が年初来40%増加したと説明。今後の動向が豪ドル水準によって左右されると指摘した上で、2013/14年度には米国が牛肉の純輸入国になるのは確実だとしている。同氏によれば、米国の食肉処理率は11年の水準を下回っており、1頭当たりの牛の大きさも縮小しているという。

豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)のマクレー主任エコノミストも先月、今年に入ってからの米国の肉牛処理頭数が昨年の水準以下にあると述べている。

牛肉市場の情報を提供する米CattleFaxは、米国の肉牛供給がピークを超え、12年末に向けて減少する見込みと予測。これにより、赤身肉が中期的に不足し、13年上半期には最高値を付けるとの見通しを示している。

一方で、国内の牛肉加工業者によると、サプライチェーン全体の業況は最低水準にあり、豪ドル高や穀物価格の急騰、事業費の増大、炭素価格制度(炭素税)などのコスト負担が景況感を後退させている。加工業者の一人は、市場の先行きが安定とは程遠く、今後数週間内に悪化すると予想している。

関連記事

アーカイブ

ウェルスのトリビア

オーストラリアのオーガニック食品業界の今年の成長率は、年何%と見込まれているでしょうか?(答えは記事中に)

ページ上部へ戻る