バーレーンの豪産羊輸入拒否、WA州農家に打撃

豪州から生体輸出された羊から病原菌が確認されたとして、バーレーンが受け入れを拒否したことをきっかけに、豪産羊に対する中東地域での需要が低迷している。羊の輸出価格は30%以上の下落を見せており、羊輸出の9割を担う西オーストラリア(WA)州の農家が大打撃を受けているという。10月26日付オーストラリアンが報じた。

バーレーンは9月に、豪州から輸出された約2万1,000頭の羊の一部に伝染性深膿痂疹(scabby mouth disease)の発症例が見られたとして、受け入れを拒否。代替地として選ばれたパキスタンで羊の処分が行われていた。生体家畜の輸出業者団体や豪羊肉委員会(SCA)の代表者は今週、中東地域の輸入業者との関係回復に向け、同地域を訪問する予定だ。

WA州の牧羊・牧畜農家組合(PGA)のストレッチ会長は、バーレーンで豪産羊の受け入れが拒否されて以来、去勢した雄羊の輸出価格がこれまでの95豪ドル(約7,800円)から55豪ドルに下落していると説明。バーレーンは生体羊だけでなく加工羊肉の仕入れ注文も取り消しているため、豪州の羊肉加工業者も影響を受けているようだ。

WA州の生産農家や輸出業者はさらなる受け入れ拒否を回避するため、農林水産省と協力して対策を講じているものの、輸出認可の手続きに長時間を要しているほか、認可頭数も大幅に減少しているという。

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