子牛の残留抗生物質、輸出市場アクセス懸念も

ビクトリア(VIC)州酪農生産者連盟(UDV)が、産まれたての子牛に残留抗生物質がみられることで、食肉に抗生物質残留ゼロを要求するロシアなどへの輸出市場のアクセスが困難になるとの見方を示している。UDVは、規制を上回る抗生物質が発見された子牛の生産者に対する罰金強化を支持している。ウィークリー・タイムズが伝えた。

UDVのキャロー代表は、酪農家の大半が適切に子牛を管理・販売し、(抗生物質の残留が基準値を超える)違反は1回限りの場合が多いと説明。ただ、過去数年の陽性検査に改善がなく、食肉加工業者は市場アクセスが脅かされることを懸念しているという。

VIC州では、産まれたての子牛の5%が残留抗生物質の検査対象となり、このうち0.05%が最大残留基準(MRL)を超えているようだ。現在、MRLを超える子牛を販売した場合、農家は282豪ドル(約2万3,000円、違反2ポイント)の罰金が課されるが、9月にはこれが改正され、704豪ドル(違反5ポイント)まで引き上げることが可能となった。

VIC州第一次産業省のブリット氏は、農家に残留抗生物質を防ぐためのアドバイスを行っており、一度改善した農家が同じことを繰り返すことは非常にまれとしている。

UDVの同代表は、農家の教育を支持しつつも、酪農家にとって子牛市場は重要で、市場へのアクセスを維持するのは必須なため、罰則を支持する姿勢を示している。

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