牛肉・羊肉価格上昇へ、気候次第=ABARES

オーストラリア農業資源経済・科学局(ABARES)によると、2014/15年度の牛肉と羊肉の価格は上昇する見通しだ。しかし、肉牛の主要生産地で気象条件が近く改善しない場合には、家畜市場での価格は現在の予想を大きく下回る恐れがあるという。16日付ウィークリー・タイムズが伝えた。

ABARESによると、本年度の家畜市場での牛肉平均価格は、1キログラム当たり328豪セント(約31.7円)で、前年度比12%高となる見込み。下半期の気象条件が改善するとみられていることから、特に乳牛の処理頭数が減少するとの見方が価格予想に反映している。

肉牛生体価格の指標である東部地区若齢牛指標価格(EYCI)は現在、2012年9月以降で最高水準にあり、15日には1キロ当たり362豪セントをつけて前週をわずかに上回った。前年同期と比べると同55豪セント以上の高値となっている。

■輸出は牛肉減、羊肉増

ABARESはまた、本年度の肉牛の処理頭数が35年来の最高を記録した昨年度の約950万頭から5%減となる900万頭になると予想。肉牛頭数は2%減の2,420万頭とみている。日本の需要減とロシアの禁輸措置を受け、牛肉輸出は5%減の110万トンとなる見込み。中国の需要は安定するとみられている。

一方、主要市場の需要増を受け、ラム(子羊)肉とマトン(成羊)肉の輸出は伸びる見込み。ラム肉の家畜市場での平均価格は枝肉体重1キロ当たり500豪セントとなり、前年度比で7%高の予想。羊の価格は15%高の1キロ当たり300豪セントと予想されている。羊の頭数は1%減となり、羊毛生産量は4%減少するとみられている。

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