9月の米国向け牛肉輸出、月間最高を記録
- 2014/10/9
- 畜産
9月のオーストラリア産牛肉の米国向け輸出が4万7,238トン(枝肉重量)と前年同月の2倍以上に達し、月間の最高記録を更新したことが、農業省の統計で分かった。これまでの月間最高記録は、2001年7月の4万4,320トンだった。6日付ランドが伝えた。
今年1~9月の米国向け輸出は27万5,282トンとなり、前年同期を12万トン上回った。
冷凍の加工用牛肉は、9月の米国向け輸出量の72%を占める3万4,082トン。内訳は、90ケミカルリーン(CL)が1万2,146トン、95CLが7,617トン、85CLが6,792トンとなっている。大半を「A」ビーフ(オーストラリアの定義で永久門歯が8本まで牛の肉)が占めた。
脂肪分が少ない牛肉への米国からの需要が高まっていることを背景に、牛の価格は上昇しており、9月の家畜市場での価格は生体重1キログラム当たり約160豪セント(約152円)に上っている。今年5月には同113豪セントまで下がっていた。
米国向けがけん引し、9月のオーストラリア産牛肉の輸出量は全体で過去2番目の水準を記録している。
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