豪中FTA、食肉輸出業界に追い風

オーストラリアと中国の自由貿易協定(FTA)は、オーストラリアの食肉輸出業者に大きな恩恵をもたらすとみられている。豪中FTA発効に伴いオーストラリア産の食肉の輸入関税は9年以内に撤廃され、これによる利益は2030年までに総額110億豪ドル(約1兆1,184億円)に上る見通し。公共放送ABCが伝えた。

現在12~25%の牛肉関税は発効から9年で撤廃。最高23%の羊肉とヤギ肉の関税は8年内に、内臓肉の関税12~25%は10年内に、それぞれ撤廃される。

オーストラリア食肉家畜生産者事業団(MLA)とオーストラリア食肉産業協議会(AMIC)によると、牛肉の生産高は2024年まで年間2億7,000万豪ドル増加する見込み。30年までには総額で33億豪ドルの増加になるとみられている。

羊肉業界では、2024年までに年間1億5,000万豪ドル以上の利益がもたらされる見込みで、30年までには生産高が18億豪ドル以上、増加するとみられている。

中国向けの皮革輸出額は現在、年間8億9,600万豪ドル。関税率は5~14%で、FTA発効後2~7年間で段階的に撤廃される。オーストラリア産の皮革輸出の80~90%が中国市場向けとなっている。

中国向けの生体牛輸出は昨年、8万6,000頭に上り、輸出額は1億3,600万豪ドルに達した。FTA発効後の4年間で、5%の関税が撤廃される予定だ。

養豚業も中国とのFTA合意を歓迎。オーストラリア産の豚肉と内臓肉、豚毛、加工豚肉、ソーセージにかかる関税12~25%は、FTA発効から4年間で撤廃される。

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