石油サントスが農業事業拡大、ガス開発加速で

石油大手サントスは、主導するクイーンズランド(QLD)州グラッドストーンの液化天然ガス(LNG)プロジェクト(GLNG)の開発が急ピッチで進む中、傘下の牧畜会社ドーセ(Doce) の事業拡大と農地の取得も向こう数年間で加速する計画だ。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

ドーセが保有する農地は計4万2,000へクタール。少なくとも3,000頭以上の牛を飼育するほか、かんがい農地を2,100ヘクタールに拡大、ユーカリ属の広葉樹チンチラ・ホワイト・ガムを130万本保有している。同社はその一方で、QLD州ローマ北部で約600カ所のガス井を設置した。

サントスのスチュアート・ビセット部長は、ガス開発拠点周辺での同社農業事業の拡大は不可避と説明。「農業とガス生産が共存できることを示す」ことが目的と述べ、「主要な(ガス生産)拠点は全て、保有する土地に設置したいと考えている。さらに多くの拠点が必要なことから、さらなる土地の取得にもやぶさかでない」という。

同社が農地を保有するウエスタンダウンズ地区では今年、干ばつによる水不足で、一部の牧畜農家は飼育する牛の売却を余儀なくされていた。ただしドーセでは、ガスの抽出で得た処理済みの地下水を、畜産や作物の栽培に用いることができたという。

サントスはまた、干ばつに苦しむ農家を経済的に支援するため、農家の農場の一部をガス井用地として賃貸料を支払って借り受けているという。

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