豪北部の牛遺伝子研究に遅れ=QLD大教授

オーストラリアの牛肉産業は、カナダやブラジルなどと世界市場で競争するため、大きく進歩する必要がある─。クイーンズランド(QLD)大学動物科学センターのスティーブン・ムーア教授が主張している。特に北部の熱帯地方で肉牛として育成されるブラーマン種については、遺伝子研究が不足しているとしている。ランドが伝えた。

同教授によれば、気温の高い国内北部での肉牛の品種改良努力が、競合国に比べて立ち遅れているという。ニューサウスウェールズ州アーミデールの牛肉協同組合研究センター(BCRC)がこのほど閉鎖されたほか、西オーストラリア州では干ばつで研究資金が目減りしている。国内南部では遺伝子の改良が成果を上げてきた一方で、北部のブラーマン種については、遺伝子に関する知識が不足していると述べている。

ムーア教授は、ヘレフォード種とアンガス種についてはDNA配列の情報がほぼ解明されている一方で、ブラーマン種の遺伝子の研究が進んでいないという事実は、世界における熱帯地域での牛肉生産の重要性を踏まえると、驚くべきことだとしている。

ムーア教授は、ハンバーガー用の牛肉などでブラジルやコロンビアなどの南米諸国やアフリカなどとどのように競争できるかに集中すべきだと主張。コスト面では、オーストラリアは分が悪いとしている。

同教授は、カナダ西部アルバータ州で12年間にわたり牛肉についての研究を行い、2011年に帰国した。

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